小学校2年の夏休みの出来事。
自宅の近くに神社と公園がある。そこは私の主な遊び場。
自宅から神社へは、いつも裏手の斜面を登って神社へ行く。神社の正面入口は真反対にあるため、面倒なのでいつも裏手から道のない斜面を駆け上って行く。いつも利用するので、獣道みたいになっている。
正面側は松の木が多く、裏手側の半分ほどは椿の木が多い。椿の木の上に小屋を作りそこで遊んだり、笹が伸びたときは罠を作って遊んだりと、蝉やトンボを捕まえたり、その頃は玉虫も沢山いた。とにかく退屈しない絶好の遊び場だった。
ある日、未だお昼前で11時頃だったと思うが、いつものように神社の裏手から斜面を駆け上がったときのこと。
私の位置から左に2~3m程離れたところで、私が斜面を駆け上がるのと同時に、また同じスピードで、小刻みに激しく木々を揺らして何かが上へ駆け上がって行く。当時は晴天で風はない。
何もそこには居ないので、途中、「何?」と思い一瞬立ち止まると、その木々を揺らす何かも同じように一瞬止まった。
そこに誰か人や犬など何かが居たようには思えず、草なども生えているけど20cm程度だし、木々を激しく揺らすほどの何かであれば、何も見えない大きさではないはず。小学生の私がそれらの木々を揺らそうとしても、全体重を乗せて激しく揺さぶらないと揺れないほどの木々だし、まず、あんな小刻みに激しく揺らすのは無理。
私は一瞬立ち止まったけど、すぐに上へと駆け上がった。その何かも同じように上に向かって、私と歩調を合わせるかのように上へ木々を激しく揺らしながら上がっていく。
上にあがれば、その木々を揺らす何かも上がってくるから姿が確認出来るはず。
でも、何もない。人も動物も何も居ない。その木々を揺らす斜面まで行って、下の道までを確認したけど、落ち葉や草などは踏まれたような後はなく、何かが通った様な形跡がなかった。
何が居たんだと、ちょっぴり怖く感じたけどすごく不思議だった。そのことを遊び場で集合している遊び仲間にも話したけど、誰も信じてくれなかった。軽く聞き流されたって感じ。
見えない何かが居たのは確かなんだけど。あれって、なんだろうね。
何かと不思議がおきる神社なので、そんなことがあっても普通なのかも。
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