多分35歳の頃にあった出来事。
季節は秋10月だったと思う。その日の夜は妻と些細なことから喧嘩になって口論していたときのこと。私は窓に背を向けて妻に向いていた。妻の背後には大きな姿見の鏡があって、ちょうど窓が映っている状態。
私に向かっていろいろと文句と言い訳中の妻。
その最中、私は妻の背後にある鏡に映る窓に白いものが浮かんでいるのが見えた。
高さは1m位の大きさだろうか、てるてる坊主みたいな感じのもので、少し左右にゆらゆらしているように思えた。窓のカーテンは開けてあり、窓は閉まっている状態。その当時の外はほぼ無風。
その白いものを「何だあれは?」と思いつつ鏡に映るそれを眺めながら、妻の文句やら言い訳やらをきいていると、突然、妻が口つぐむ。
目も私ではなく窓の方をみて視点が止まっているように思えた。
多分、妻も窓の外に浮かぶ白い物に気付いたのだろう。
私はその時の妻の表情をみてニヤニヤしてしまった。「あの白いものが妻にもみえたんだ」と。
なんでニヤニヤしてしまったのかわからないけど、妻にも見えて表情が固まったのをみて面白がっていたのかも知れない。
というのも、私の居た部屋は5階建ての3階で、窓にはベランダなどもないし、窓の下は駐車場で建物もなく、周辺は低い建物ばかり。
その窓に浮かんでいた白いものはすっと上に消えていった。すぐに窓を開けて周りをみたけど何もなかった。
私は、今見えたものを妻に「見えた?」と茶化すように聞いたけど、妻は何も言わなかった。
夫婦ゲンカを面白がった何かが見に来たのか、夫婦ゲンカを止めに来たのか、
結局、夫婦ゲンカは終了。
あれは何だったのかなぁ???
コメント