猫がしゃべった!

1971年の冬の出来事。

我が家には、真っ黒な雌猫がいた。このときの猫は13歳位かな?
それは、私がまだ幼稚園児だった頃にやってきた黒猫のみー。私はときどき、「みーや」って呼んでたりもした雌猫。
いつも一緒に寝て、一番の遊び相手でもあった。この猫はとっても頭が良くて、人間の言葉をよく理解する猫だった。
ある日、家族揃って夕食をとっているときのこと、食卓には焼き魚や刺身が並べられており、
大好きな魚を目の前にして、みーやは欲しくて欲しくて仕方がない。
ニャォ、ニャォと鳴いて、食卓の隅で今か今かとおこぼれを待っているみー。
と、そのとき突然、「ほしいぃ」って、みーやがしゃべった!?
その瞬間、私はびっくりしてしまい、唖然とした感じでみーをみていた。すると兄が、みーが「ほしいぃ」ってしゃべった!と驚いている。
まさかと思っている私と同じ言葉が兄にも聞こえたんだ。家族みんな、これは気のせいだといいながら、その後は無言で食事をした光景を今でも記憶している。
みーやがしゃべった後、すぐに魚をあげたことも記憶にある。

その後は、いつもの様に「ニャォ、ニャォ」としか鳴いてなかった。
はてさて、あれは気のせいだったのか。にしても、兄と同時に同じ言葉が聞こえたなんてあるのかなぁ???
猫がしゃべったのは、このときだけだった。

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